自業自得

入院生活は悲しみしかなかったのを覚えている。どうしようもない疎外感を白く清潔な病室でぽつんと座っていると感じられた。詩集を読んで、私は空想の世界に逃げました。私は星海を泳いだり、雲の綿菓子を食べたりしましたけれど、たまに夢から覚めたように現実に引き戻される時があって、雨の止んだ世界のような静けさの中で、ぽっかり空いてしまった胸の虚ろな穴に何もかもが吸い込まれていくような気さえしました。私はスリッパを履いて廊下をうろうろと歩いては、受け入れてくれる何かしらを探していたのかもしれません。でも、病気を笑われた記憶、恥じる思い、迷惑をかけたくない、色々な想いが重なって結局は一歩も踏み出せなかった。私は差し伸ばされた手を、どれだけ拒んできたのでしょうか。私は悪い人だと思います。結局は自業自得なんです。